ラベル の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2016年8月6日土曜日

鳩放たれ仰ぐ碧落原爆忌

(はとはなたれ あおぐへきらく げんばくき)

今年も、8月6日がやってきました。71年目。式典に参列し、モーニングを食べて帰るというのが習慣になりつつあります。今年も快晴の中、あふれるような蝉時雨でした。

式典の途中で鳩たちが放たれ、その一瞬、一斉に皆が同じ空を見上げます。そこにあるのは、ただの空ではないのだと思います。




2016年7月31日日曜日

片蔭やゆく人ゆく人吸ひ込まれ

(かたかげや ゆくひとゆくひと すいこまれ)

久々に、朝6時台にジョグに出てきました。まだ少しは涼しいし、通勤時間より人も少なくて思ったより快適でした。

でも日が射してくるとすぐに暑くなり、気づけば日陰ばかりを選んで走っています。



2016年7月10日日曜日

月涼し川の底には何かゐる

(つきすずし かわのそこには なにかいる)

今日は参議院選挙の投票日でした。仕事を片づけて投票したあと、大好きな本屋さんでしばらく至福の時間を過ごし、帰るころにはすっかり暗くなっていました。

月は少しかすんでいました。美しく光る水面の下には、生きるものたち、かつて生きたものたち、いろいろなものが飲み込まれています。夜の川は、なんとなく恐ろしい。

未来がすこしでも良い方向にゆきますように。

御幸橋より

2016年7月8日金曜日

本棚に隙間ひとつや夏の宵

(ほんだなに すきまひとつや なつのよい)

うちの本棚は本当に節操がないです。整理しなくちゃと思いつつカオスなまま、ぎゅうぎゅう。最近ちょっとしたきっかけで、久々に読書熱に火がついています。床にまで溢れているのを何とかしなければ。

ここから取り出したのはどの本だっけ…そんなことはしょっちゅう(^-^;) 反省はしています。



2016年7月6日水曜日

鳴りわたる熊鈴ひとつ木下闇

(なりわたる くますずひとつ こしたやみ)

先日の六甲全山縦走を思い出して詠みました。孤独とのたたかい、のような一面があった山行でした。



2016年7月5日火曜日

男梅雨山は逃げぬと強がりて

(おとこづゆ やまはにげぬと つよがりて)

男梅雨、という季語を教えてもらいました。激しく降ったり止んだりするのが男梅雨、じとじとと静かに降り続けるのが女梅雨、ということみたいです。女としては納得いかない部分もあるけど…(笑)

初のテント泊登山になる予定だった三瓶山がまさにそんな感じで。重いテントを担いで行ったものの、やんだかと思うとまた激しく降り出す雨に翻弄され、結局常設テントに泊まるだけで帰ってきました。近いのに、なかなか縁がない山です。

「山は逃げないからね」
わたしたちの決まり文句☺

携帯もつながらない状況で、テントの中でのんびりごろごろするのもなかなか贅沢な時間でした。

珈琲もっていってよかった

この日の日記→ 三瓶山で豪雨キャンプ

2015年8月6日木曜日

鶴を折る老女の背中原爆忌

(つるをおる ろうじょのせなか げんばくき)

七十年前の今日、広島に原子爆弾が落とされました。鎮魂と祈りの日です。

平和記念式典で配られるパンフレットには、一枚の折り紙が挟まれています。式典のあと、元安川べりのベンチで一人ゆっくりと鶴を折るおばあさんを見かけました。折り上がった鶴を、係の人に何か話しながら渡していました。

旧広島県産業奨励館

焼けつくような太陽と蝉時雨の中、今年もすごい人出でした。



2015年8月5日水曜日

日車やぐつと頭をもたげけり

(ひぐるまや ぐっとこうべを もたげけり)

最近のジョグは暑さを避けて朝6~7時ごろ。とはいえ、すぐ汗だくになって歩いてしまったり…ゆるゆるのへろへろです。

今日もそんな私に活を入れてくれたひまわり。歳時記を開いてみたら、向日葵の別名には「日車」「日輪草」「天蓋花」…などがあると知りました。どれも味がありますねー。日本語って多彩。ちなみに「日輪」は太陽のことだそうです。

夏生まれのくせに暑いのが大の苦手なのですが、こんな向日葵の姿を見ると「夏もいいよね!」などと思うのでした。

負けないぞ

2015年8月2日日曜日

碧空はまだ遙かなり大雪渓

(へきくうは まだはるかなり だいせっけい)

長野の白馬三山を縦走してきました。初めての北アルプス。ハイライトは日本一の大雪渓。アイゼンをつけるのも初めてで手間取ったり、歩き始めてもなかなかコツがつかめなかったり…一苦労でした。

日本一の大雪渓を登る

写真では傾斜がよく伝わりませんが…上の方は結構急です。気を抜くと足元がずるずる滑るし、落石の危険があるので休むこともできません。そんなこんなで1時間40分。一般のコースタイムで2時間半とあるので、わりと頑張ったペースだと思います。

初心者にはなかなかの難所でしたが、登りきったときは爽快でした(^^)

途中、つらくて永遠のように感じたのもいい思い出

2015年7月21日火曜日

空蝉の抜け出た命そこにゐて

(うつせみの ぬけでたいのち そこにいて)

安芸アルプスと呼ばれる、ちょっと険しい山道を歩いてきました。ふと立ち止まったとき、淡い緑色のセミに似た虫が目に入り…

「これ何だろう?」とつぶやいたら、「おお、生まれたばかりのヒグラシじゃないか。そこに抜け殻もある」と教えてもらいました。生まれたてはこんな色だったなんて! 大興奮してしまいました。なんて美しいんでしょう。

つぶらな瞳も瑞々しい

ずっとしがみついていたんだね
思う存分鳴いて、夏を満喫してね。

2015年7月13日月曜日

橅の森余韻は赤き蚋の跡

(ぶなのもり よいんはあかき ぶよのあと)

先日、北広島にある臥龍山を登ってきました。ここもブナの原生林が残っています。存在感のある木々。

靄がまたいい

そんな美しい森に見とれ、蝉や鳥たちの声に耳を澄まし、カエルくんたちの擬態に目を凝らしているうちに…いつのまにやらブヨに噛まれていました(涙)。ぽっちり血が出ていたから最初は擦り傷かと思った。早めに気づいてポイズンリムーバー使えば良かったです。

あとから腫れてきて、つらい…でも風情ありげに詠んでみる。

ブヨは、水が綺麗なところに生息するらしいです。ブナもそうなんですよねー。納得(^-^;)

2015年6月10日水曜日

遠ざかる子らのさざめき立葵

(とおざかる こらのさざめき たちあおい)

立葵に見とれる季節です。今年も、見かけるたびに足をとめてしまいます。広島は、街なかに花があふれているんですよね。もの寂しい夕陽とのとりあわせもよく似合う。

とっておきの瞬間

そういえば去年も葵で一句詠んでいました。


2015年6月6日土曜日

ほほ染めて雨待ちわぶや七変化

(ほほそめて あめまちわぶや しちへんげ

今年の母の日は紫陽花を贈りました。一風変わった品種。「色が変わってきたよ~」と先日母が写真を送ってきてくれました。左の濃いピンクが、新しく咲いたほうの花だそうです。ずいぶん変わるものですねー。淡いグラデーションがとても綺麗。

広島は早くも梅雨入りしましたが、東北はもうすこし先かな。

ダンスパーティーという品種

「紫陽花」のことを「七変化」とも言うそうですが、ちょっと調べてみると俳句で安易に使うのは好ましくないという意見もあるようですね。確かに辞書を引いてみると、紫陽花以外に「ランタナ」という花のことも指すようなので、その辺も関係あるのかもしれません。いろいろ奥が深くて面白い。今回は、色の変化を描写したかったのでいいかな~(^_^)

2014年8月7日木曜日

笛の音にたゆたふ川面原爆忌

(ふえのねに たゆたうかわも げんばくき)

昨日は、69年前広島に原子爆弾が落とされた日。大雨洪水警報が出ていましたが夜には上がり、増水した川で例年どおり灯籠流しが行われました。

この日の原爆ドーム付近は本当にすごい人出です。にぎやかな観光客もいれば、神妙な顔をした方たちもいる。でも皆が自分なりの思いで平和を願ってここに来るのだと思います。

広島の川べりはとても好きな風景ですが、この川はどれだけのものを飲み込んできたのだろうと、歴史を知るにつれ少しずつ見え方が変わってきました。夜の川は少し恐ろしいけれど、あたたかな灯籠の明かりには毎年ほっとします。どうか安らかに。

ぼんやりと川を眺めていたら、笛の音が聞こえてきました。誰かが「少年時代」を吹いていました。

元安橋付近


2014年8月1日金曜日

切りたての髪を乱すや青嵐

(きりたての かみをみだすや あおあらし)

髪を短く切りました。美容院を出た瞬間に強い風。

青嵐、という言葉があるんですねー。本当はもう少し早い時期を指すのかなと思ったけれど、手元の歳時記には「新緑の中や夏の快晴の青空の下を吹き渡る強い風」とある。

最近、二つ目の歳時記を購入しました。知らない言葉との出会いは幾つになっても楽しいです。

青つながりで今日のアクセ

2014年7月31日木曜日

咲き残る葵の向かふ雲透けて

(さきのこる あおいのむこう くもすけて)

川べりのタチアオイもまばらになりました。それでも凜とした立ち姿。

陽に透ける花びらや葉の色って本当に美しい。

元安川沿い


2014年7月30日水曜日

朝蝉やうとうと聞きて二度寝入り

(あさぜみや  うとうとききて  にどねいり)

ふりそそぐ蝉たちの声はシャワーのよう。

来月の帰省&富士登山に向けて、3件ほど前倒しで進めないといけないのですが…まあ睡眠はとても大事なものなので、よしとする。

いつかの山


2014年7月29日火曜日

あと幾日声の限りに蝉時雨

(あといくにち こえのかぎりに せみしぐれ)

朝から蝉たちの頑張りがすごいです。とても敵わない…なんて思いながら今日も1日を始める。

この辺は大きな公園や川沿いに緑が多いので、蝉も多いのかな。

昨日の元安川

2014年7月27日日曜日

遠花火光のあとの音を待ち

(とおはなび ひかりのあとの おとをまち)

今年も御幸橋から、宇品の花火を眺めてきました。港の人混みを避けるにはなかなかの穴場だと思います。花火の醍醐味って、あの腹に響くような音だなーとしみじみ。

川沿いにもたくさんの人


動画もすこしだけ撮ってみました。



2014年7月25日金曜日

てつぺんを隠して焦らす雲の峰

(てっぺんを かくしてじらす くものみね)

鳥取県の大山(だいせん)に初めて登ってきました。登る前に少し遠くから眺めて、どうなることやら…と、ワクワク半分不安半分。

大山

雨は何とか降らず、無事に登頂してきました。でも雲は水滴でできているので全身しっとり。

雲の中はこんな感じ

ずいぶん久々の更新になってしまいました。自然にまかせていたらなかなか浮かばないですねー。思いつきで始めたものの、俳句って難しい。どうしたものやら。